ラジオでもデジタル広告!ラジコオーディオアドとは?
ラジコ(radiko)は、スマートフォンやパソコン等でラジオが聴ける無料の国内最大級のラジオサービスです。
PCやスマートフォン、タブレットに加え、スマートスピーカー・自動車等さまざまなデバイスに対応。「通勤中」「仕事中」「ジョギング中」「ドライブ中」など、様々な生活シーンで「ながらメディア」として利用されています。
地上波ラジオの放送電波が届かない地下や建物内でも、ノイズのないクリアな音声を提供しています。
この記事では、この「ラジコ」について、ラジコで可能なデジタル音声広告の仕組み、活用方法など詳しくご紹介します。
目次[非表示]
- 1.ラジコの聴取方法
- 1.1.ラジコのサービスエリアは、全国
- 2.ラジコのメディアパワー
- 2.1.月間ユーザー数は、約890万人!
- 2.2.ラジコのユーザー属性
- 3.デジタル広告|ラジコオーディオアド
- 4.ラジコオーディオアドが可能にしたターゲティング広告
- 4.1.ラジコオーディオアドのターゲティングとは
- 4.2.ターゲティング広告の活用例
- 4.3.ターゲティング広告の効果
- 5.ラジコオーディオアドの特徴
- 5.1.高い完全聴取率
- 5.2.高いブランドリフト
- 5.3. ブランドセーフティー
- 6.まとめ
ラジコの聴取方法
ラジコの聴取方法は3つあります。
一つめは、現在放送中のラジオ番組を楽しめる「ライブ」聴取です。地上波ラジオと同じようにラジオを楽しめます。
二つめは、過去1週間以内に放送された番組を自由なタイミングで聴ける「タイムフリー」聴取です。
具体的には、過去7日以内に放送された番組を、再生を開始してから24時間以内であれば、合計3時間まで、いつでも何回でも聴けます。
「ライブ」「タイムフリー」ともに、無料サービスです。
最後は、有料プランで利用できるサービス「エリアフリー」です。
無料サービスの「ライブ」や「タイムフリー」では、現在ユーザーがいる地域のラジオ局の番組しか聴取できませんが、有料プランのラジコプレミアムをご利用いただくと、日本全国のラジオ局を聴くことが可能になります。
ラジコのサービスエリアは、全国
ラジコでは全国のラジオ局99局の番組が聴取可能で、これら参加ラジオ局に加えて、NHKラジオ第一、NHK-FMの番組も配信していますが、これらは「ライブ」のみの対応となっています。
ラジコのメディアパワー
月間ユーザー数は、約890万人!
ラジコの月間のユニークユーザーは約890万人で、ラジコプレミアム会員数(有料サービス)は、約103万人です。(2024年5月現在)
1ユーザーあたりの利用時間は、1日平均約130分です。
ラジコのユーザー属性
現在のラジコユーザーは、「サラリーマン」の40、50代、男性が中心です。
地上波ラジオとラジコで比較した場合、男性20代以下、女性30代以下のシェアが高くなっています。
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デジタル広告|ラジコオーディオアド
ラジコオーディオアドは、ラジコの利用者に、デジタル音声広告配信するサービスです。
スマートフォン・パソコンでラジコを聴取しているユーザー(以下リスナー)の属性や聴取傾向に応じ、リスナーごとに最適な音声広告(=ラジオCM)をターゲット配信できます。
ラジコで聴ける音声広告には、
- 地上波ラジオと同時配信(地上波で放送したラジオCMがそのままラジコでも配信される)
- ラジコのみ配信
の2種類があります。
この違いは、リスナーは判別できません。そのため、ラジコオーディオアドは、地上波ラジオと同じように、リスナーに違和感なくラジコでも音声広告を配信ができます。
ラジコと地上波ラジオの音声広告:それぞれの特徴と違い
ここでは、デジタルの音声広告サービスである「ラジコオーディオアド」と従来の地上波ラジオ音声広告との違いについて解説します。
「ラジコオーディオアド」はデジタルな音声広告サービスで、他のデジタル広告同様、ターゲットの性別や年代、趣味や嗜好に基づくセグメントを行い、広告を配信することが可能です。
一方、従来の地上波ラジオ音声広告の仕組みは、広告主様がCM枠を確保し、その枠を使って放送局が広告を放送します。つまり、すべてのリスナーに対して同じタイミングで同じCM素材が放送されます。
地上波ラジオの音声広告は、より多くのリスナーに対して広告を届ける事が可能ですが、デジタル広告の機能である性別や年代、趣味や嗜好に基づいて広告を配信することはできません。
また、地上波ラジオ音声広告は指定した特定の放送枠(放送時間)に決められた期間中に出稿する形をとります。
それに対して、ラジコオーディオアドでは、インプレッション課金型の広告をシステム経由で買い付けるため、運用型の広告であると言えます。
このように、リスナーに対する音声広告のアプローチ方法は、ラジコと地上波ラジオで大きく異なります。
ラジコオーディオアドの配信のしくみ
ラジコオーディオアドは、どのように配信しているのでしょうか。
地上波ラジオでは、「ラジオ番組の宣伝(番宣)」や「ラジオ局のお知らせ(局主催のキャンペーンやイベント)」などの自局のPRの音声広告を放送しています。
ラジコオーディオアドは、これら「自局のPR広告」を放送している広告枠を利用して、ラジコオーディオアドの配信をしています。
具体的には、ラジコでは「自局のPR広告」を配信せず、ラジコオーディオアドの広告枠として利用し、音声広告素材を差し替えて配信しています。
つまり、地上波ラジオでは「番宣CM」が放送されていても、ラジコリスナーには番宣ではなく、音声広告(ラジコオーディオアドだけのCM)が配信されいるのです。
一方、地上波ラジオでの音声広告(ラジオCM)は、このような広告の差し替えしていません。地上波ラジオの音声広告は、ラジコでも聴けます。
図:ラジコオーディオアドの配信のしくみ
ラジコオーディオアドが可能にしたターゲティング広告
ラジコオーディオアドのターゲティングとは
ラジコオーディオアドは、リスナーの年齢、性別、地域などの情報を基に、一致した属性の人々にターゲットを絞った、ターゲティング広告ができます。
このターゲティングは、リスナーの実行動である「1stパーティーデータ」と、1stパーティーデータをベースに拡大した「推計データ」をもとに、行われます。
「1stパーティーデータ」はリスナーがどの放送局(エリア)を聴いているか、どの番組ジャンルを選んでいるか、またそのときのスマホやPCの位置情報など、リスナーの行動や属性を示す情報です。
これらの情報により、聴取者一人ひとりの具体的な行動や嗜好が把握され、それに基づいて個々に適した広告を配信することが可能となります。
さらに「推計データ」は、性別や年齢といったデモグラフィック情報(「デモグラ」とも呼ばれます)やリスナーが使用している端末の種類、ラジコユーザーのアンケートに基づく興味や関心といったユーザーデータです。これらを基に広告はさらに微細にターゲットを絞られることが可能となります。
このほか、他社から提供される「3rdパーティーデータ」や広告配信を自動化するDSP利用(別途手配)によるターゲティングも可能です。
ターゲティング広告の活用例
ターゲティングを活用すれば、リスナーの嗜好やエリアに合わせて広告を配信することが可能です。
具体的な例として、イベント開催エリアでイベント集客をPRしたい場合、その地域のリスナーに向けて広告を配信することが可能です。
また、もし商品のターゲットがZ世代の女性である場合は、その年齢や性別のリスナーをセグメント化して、広告を配信することができます。
ターゲティング広告の効果
このターゲティング広告は、広告主様にとって非常に有効なツールです。
より効果的に広告を届けることが可能であるため、ROI(投資対効果)の向上が見込まれます。
また、リスナーにとっても、「自分の関心がある情報を音声広告で受け取ることができる」というメリットがあります。
ラジコオーディオアドの特徴
ここでは、ラジコオーディオアドの特徴、「高い完全聴取率」「高いブランドリフト」「ブランドセーフティー」について説明しましょう。
高い完全聴取率
従来からの「ラジオメディア」は、スキップされにくいという特徴(98%の完全聴取)があります。
ラジコオーディオアドは、ラジオ番組放送中に違和感なく配信されており、リスナーに自然な形で広告を配信しています。
リスナーの聴取体験を阻害することなく、ブランド認知の効果が期待できます。
高いブランドリフト
認知だけにとどまらず、ブランドに対する好意・興味関心・利用意向の醸成にも高い効果を発揮します。
ラジコオーディオアドの効果測定調査データでは、非接触者と比べて「購入/利用意向」が1.5倍向上したという結果がでています。
ブランドセーフティー
ラジコオーディオアドは、文化放送を含む民放連加盟ラジオ局で著名なパーソナリティが語りかける信頼のおけるコンテンツのみに広告配信ができます。
「ブランド棄損」や「アドフラウド」を心配する必要はありません。
まとめ
ラジコオーディオアドは、デジタル広告を配信する音声広告プラットフォームで、年齢、性別、聴取エリアやデバイス、興味・関心セグメント等といったユーザー情報を基にターゲット広告配信が可能です。
さらに、過去の番組履歴、会員データ、位置情報から把握したユーザー情報を基に音声広告を配信することも可能で、地域や時間を問わず、広告主様のご予算やタイミングに合わせて実施できます。
デジタル広告の一部としてのラジコオーディオアドを、貴社のブランディング戦略に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
それにより、必要とするターゲットに対してより効果的にメッセージを届けることが可能となります。
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