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音声広告は、視覚広告より共感を生む??


目次[非表示]

  1. 1.定量化できない親近感がラジオの良さ
  2. 2.アメリカの調査で実証された「音声」がもつ共感性
  3. 3.ラジオはエンゲージメントが高いメディア
  4. 4.共感を生み続けている文化放送
  5. 5.「ラジオCMコンテスト」は「音声広告」界随一のコンテスト
  6. 6.音声広告は商品PRにも企業ブランド向上にも効果的

定量化できない親近感がラジオの良さ

「距離が近い」

 ラジオの良さを伝えるときに、よく使われる言葉です。会ったことのないしゃべり手を、リスナーが知人、それを越えて親戚のように感じられることを表現しています。ラジオを在宅ワークのお供にしたことで、理解できた人も多いのではないでしょうか。

 ただし、それはあくまで「感覚」。定量化できないため、「なんかそういうデータあるんですか?」と尋ねられると、数値で提示するのが困難でした。

アメリカの調査で実証された「音声」がもつ共感性

しかし、その壁を越える調査が、アメリカ心理学会発行の学術誌『アメリカン・サイコロジスト』に発表されています。

イェール大学経営大学院のマイケル・クラウス博士が行ったもので、内容を簡単に説明すると、1,800人以上を対象に動画の「映像・音声あり」「音声のみ」「映像のみ」の3パターンを見せ(聴かせ)、映っている人の感情を当てるというもの。その結果、「音声のみ」を聴いた参加者が最も正確に感情を当てられたそうです。

 また、この動画をコンピュータ音声で再現した音源で同じ調査を行ったところ、最も正確性が低かったとのこと。つまり、感情を確実に伝える、言い換えれば共感を生むのは「人間の声」だったわけです。

 文化放送が2022年2月に開催したビジネスウェビナーで、早稲田大学大学院経営管理研究科の入山章栄教授も同旨の発言をしています。

「私もそういう研究をしていまして、イェール大学の教授がやっている研究で、視覚情報よりも聴覚情報だけの方が人の共感性が高まるという結果が出ています」

 同様の研究をしている入山教授が肯定しているということは、言語や人種は関係なく、日本でも通用するということでしょう。




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ラジオはエンゲージメントが高いメディア

 話を戻すと、ラジオはそもそも、人の声を中心として成り立っているメディアです。耳から入った言葉を頭の中で映像にする能力が求められますが、趣味・嗜好が合うしゃべり手と出会えれば、激しく共感し、「自分も参加したい」と思わせます。

 最近、ラジオ番組を中心としたコミュニティがTwitter上で生まれているのが1つの例。しゃべり手の言葉を受けてリスナーがTwitterで即座に感想をいったり、ツッコんだり、自分のエピソードを披露したりと、さまざまなリアクションをします。

生放送であれば、しゃべり手がそのツイートを放送で紹介することでさらに盛り上がりますし、リスナー同士がTwitter上でやり取りをして、いつの間にか絆を育んでいる事例も数多く見受けられます。

 文化放送が運営するインターネットラジオ局「超A&G+」でも、『斉藤壮馬・石川界人のダメじゃないラジオ』でオンライン公開録音イベントを実施。映像と音声を生配信し、リスナーは「#ダメラジ生配信」をつけてTwitterからコメントすることで、出演者やリスナー間でのやり取りを楽しみました。



共感を生み続けている文化放送

 今までのラジオでもこうした動きはありました。ラジコユーザーの増加、Twitterの普及などにより、誰からも分かりやすいかたちになったに過ぎません。

 文化放送も開局から70年の歴史を振り返れば、土居まさるは「やあやあやあ、どうもどうもどうも」の語り口で当時の若者の共感を得、深夜放送に革命を起こしました。現在も第一線で活躍するさだまさし、谷村新司、甲斐よしひろなども『セイ!ヤング』をきっかけにファンを獲得し、世に出ています。

 番組単位の企画でいえば、吉田照美がティッシュの空箱を投げるだけのイベントに3,000人を集めたなど、枚挙に暇がありません。

2003年から続いている夜の生放送ワイド番組『レコメン!』も、中高大学生を中心に熱い支持を得ています。お読みいただいている方の中にも、昔『レコメン!』を聴いていた元・中高生でも多いのではないでしょうか。


「ラジオCMコンテスト」は「音声広告」界随一のコンテスト

 このように、文化放送は音声クリエイティブと、共感を追求し続けています。そのひとつとして実施しているのが、「ラジオCMコンテスト」。前身となった「ラジオCMコピー大会」が始まったのが1984年なので、もうすぐ40年になります。

協賛社のCMコピーを公募し、リスナーとプロの審査員が投票。グランプリを決めるもので、これまでの協賛社は約600社! オーディオアド(音声CM)界随一のコンテストと自負しています。

 昨年(2022年3月)放送された回のコンテストの顔となるパーソナリティは、ミュージシャンで音楽プロデューサーのヒャダイン。審査委員には東北新社代表取締役社長の中島信也、コピーライターの谷山雅計と、音声やクリエイティブを職としている一流の方々を集めました。

最終審査前には、大手事務所・青二プロダクションの俳優たちが協賛社ごとの入選作を実際に演じ、限定配信する(新型コロナウイルスの感染状況が穏やかであれば、収録の様子を公開収録イベントにする)ことで、多くの人たちの興味を喚起します。最終的に「リスナー賞」は、ラジオ放送・ラジコで放送する特番で発表し、さらなる音声CMの面白さを発信していきます。


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音声広告は商品PRにも企業ブランド向上にも効果的

 先日、FMラジオ系列局主催のラジオCMコンテストでCM部門の特別審査員を務めた箭内道彦が、

「誤解を恐れずに言うと、広告が、いつの間にか“モノを売るためのだけのもの”になってしまったとも感じることがあります。元々は企業が、新しいメディアをスポンサーとして応援していたはずなのに、少し寂しく思うことが時々あります。そこには文化も愛も育ちづらくなってしまう」

と述べました。

音声メディアは親近感を基にリスナーと企業との信頼関係を構築し、出稿しなくなった後もリスナーが企業ジングル(サウンドロゴ)を口ずさめるほどの印象を残します。

商品のPRはもちろん、貴社のブランディングやエンゲージメントを向上させる方法として「音声広告」をおすすめします!

今、2023年3月開催する「第16回 ラジオCMコンテスト」の協賛をセールス中です。セールスシートご希望の方は、フォームからお問い合わせください。


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