デジタル広告の特徴と代表的な種類を紹介
インターネット上で配信されるデジタル広告は、企業が商品やサービスをアピールする手段として効果的です。デジタル広告には多くの種類があるため、それぞれの違いを理解したうえで、適切に選択する必要があります。
そこで本記事では、デジタル広告の特徴と代表的な種類を紹介いたします。
目次[非表示]
- 1.デジタル広告とは
- 2.デジタル広告の特徴
- 2.1.①詳細なターゲティングができる
- 2.2.②精密な効果測定ができる
- 3.デジタル広告の種類
- 4.まとめ
デジタル広告とは
デジタル広告とは、インターネット上で配信される広告の総称で、オンライン広告やWeb広告ともよばれます。その形態はテキストやバナーなど幅広く、ブログサイトやSNS、動画配信サービスといった、Web上のさまざまな媒体で配信されています。
また、2021年には、インターネット広告費が4大マスメディア(新聞・雑誌・テレビ・ラジオ)の総広告費を上回りました。今やデジタル広告は多くの企業にとって無視できない存在になっており、ビジネス目標を達成するための効果的なマーケティング戦略だとわかります。
参照元:総務省『情報通信白書令和5年版』
デジタル広告の特徴
ここからは、デジタル広告の代表的な2つの特徴を紹介します。
①詳細なターゲティングができる
デジタル広告は、ターゲットを細かく絞り込んで配信することができます。配信する地域はもちろん、対象とするユーザーの性別や年齢まで指定できるため、想定するターゲットに合わせた効果的なアプローチが可能です。
デジタル広告のフォーマットによっては、特定の時間帯にのみ表示させることもできます。
②精密な効果測定ができる
デジタル広告の特徴としては、効果測定を行うことで、費用対効果を把握できる点も挙げられます。
新聞広告やテレビCMをはじめとするマス広告では、デジタル広告のように、ユーザーの属性や反応率などのデータを詳細に得ることができません。一方、デジタル広告であれば多くのデータを取得できるので、精度の高い効果測定と、それをもとにした施策の見直しが行えます。
また、配信中に表示回数やクリック率などのデータを確認しながら、内容を調整することも可能です。
デジタル広告の種類
デジタル広告とひと口にいっても、その種類はさまざまです。ここでは、マーケティングや集客に用いられる、代表的なデジタル広告を紹介します。
①リスティング広告
リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索結果ページに表示される広告です。その特徴から“検索連動型広告”ともよばれます。
ユーザーが検索結果画面に表示された広告をクリックすると、その回数に応じて費用が発生する仕組みです。広告を表示する権利は、他社との競合によって決まり、キーワードごとにオークション形式で入札を行います。そのため、人気のキーワードであれば、クリック単価が数千円を越えるケースも珍しくありません。
②ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトの広告掲載枠に表示される、バナーを使った広告です。アドネットワークとよばれる仕組みにより、さまざまなWebページに表示されるため、まだニーズが顕在化していないユーザーに対してもアプローチできるのが強みです。
リスティング広告と比較して、費用を安く抑えられる傾向にあります。
③純広告
純広告は、Webサイトやアプリ内に用意された“広告枠”を購入することで表示できる広告です。リスティング広告やディスプレイ広告のような、広告主が運用する広告とは異なり、最初に費用を支払えば、契約期間中は決まった掲載箇所に表示されつづけます。
純広告の形態には、テキストやバナー、動画など、さまざま種類があります。
④ネイティブ広告
ネイティブ広告は、Webサイトのコンテンツのなかに溶け込むかたちで表示される広告です。SNSやニュースサイトのタイムライン上に挿入されるインフィード広告もネイティブ広告の一種です。
Webサイトのデザインに合わせて、コンテンツとコンテンツのあいだに組み込まれるため、Webサイトを見るユーザーに対して、違和感を与えずに関心を引くことが期待できます。
⑤アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、掲載されたWebサイト経由で商品の購入やサービスの申し込みがあったときに報酬を支払う、成果報酬型の広告です。費用がかかるのは成果が発生した場合のみなので、費用対効果は高いといえます。
利用するには、広告主とWebサイトの運営者を仲介する、ASP(Affiliate Service Provider)とよばれる企業のサービスに登録するのが一般的です。
⑥SNS広告
SNS広告は、FacebookやInstagram、X、LINEなどのSNSに表示される広告です。
2023年現在、世界のソーシャルメディア利用者数は45億人以上となっており、今後もその数は増えつづけると予想されています。こうしたSNSに広告が表示されることで、商品やサービスの認知度向上が見込めます。
参照元:総務省『情報通信白書令和5年版』
⑦動画広告
動画広告は、その名の通り、動画によって商材の宣伝を図る広告です。動画はテキストやバナーと比較して、伝えられる情報量が多いため、視聴するユーザーに対して、ストーリーテリングや映像表現を用いた幅広いアプローチが可能です。
動画広告の配信方法としては、YouTubeをはじめとする動画配信サービスや、SNSの広告枠の利用、Webサイトへの埋め込みなどがあります。
⑧音声広告
音声広告は、radiko(ラジコ)やポッドキャストといった音声サービスのなかで再生される広告です。従来のラジオ広告とは異なり、ほかのデジタル広告同様、商品やサービスに合わせてターゲットを絞れます。
音声コンテンツは、仕事や家事などのお供として「ながら聴き」しているユーザーが多いため、広告も最後まで再生してもらえる傾向があります。また、動画広告と比べて制作コストを抑えられる点も特徴です。
以下の記事では、音声広告の成功事例について詳しく解説しています。
音声広告の成功事例とは?基本情報や注意点と合わせて解説
まとめ
この記事では、デジタル広告について以下を解説しました。
- デジタル広告とは
- デジタル広告の特徴
- デジタル広告の種類
インターネットを活用したデジタル広告は、企業が商品やサービスを広めるための優れた方法の一つです。詳細なターゲティングと効果測定ができるため、PDCAサイクルを回して配信すれば、大きな成果が期待できます。
文化放送では、デジタルマーケティングやラジオ番組、音声クリエイティブなど、オールインワンのマーケティング施策を提案しています。デジタル広告を利用したマーケティングに興味がある事業者様は、お気軽にお問い合わせください。
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