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マス広告とは? 各マス広告の特徴と効果測定の方法を解説

テレビや新聞など、マスメディアは私たちの生活から切っても切り離せないものとなりました。そのマスメディアに掲載される広告がマス広告です。さまざまな企業が活用しているマス広告ですが、掲載する媒体によってターゲットや得られる効果が異なります。

そこで本記事では、マス広告の種類とそれぞれの特徴、効果測定の方法を解説します。


目次[非表示]

  1. 1.1.マス広告とは? 
  2. 2.2.マス広告の種類
    1. 2.1.①新聞広告
    2. 2.2.②雑誌広告
    3. 2.3.③テレビ広告
    4. 2.4.④ラジオ広告
  3. 3.3.マス広告の効果測定方法
  4. 4.4.マス広告とデジタル広告の違い
  5. 5.5.まとめ


1.マス広告とは? 

マス広告とは、新聞や雑誌、テレビやラジオに掲載される広告のことです。マス(Mass)は“大衆”を意味する言葉であり、その名の通り、不特定多数に宣伝できる特徴をもちます。普及率の高い媒体に広告を出稿すれば、世代を問わず、幅広い層に情報を届けることも可能です。

インターネットの普及により、テレビ離れや新聞離れが叫ばれておりますが、マス広告の効果は今なお、衰えきってはいません。



2.マス広告の種類

マス広告は媒体ごとに分類され、新聞と雑誌、テレビとラジオに出稿する広告を総じて“4マス広告”とよびます。
以下では、各マス広告の特徴やメリットを解説します。


①新聞広告

4マス広告のなかで、最も長い歴史をもつのが新聞広告です。新聞自体が社会的信用度の高い媒体なので、掲載される広告も信頼を得やすい特徴があります。

新聞には全国紙や地方紙、業界紙などさまざまな種類があり、地域や購読者の属性に合わせたアプローチが可能です。そのため、エリアを限定した商品やサービスを提供する際におすすめの広告といえます。

新聞の閲読率は、年齢層が上がるとともに高くなっており、若年層へのリーチは難しいものの、高齢者層に対しては一定の効果を示します。

参照元:総務省『令和4年版情報通信白書』


②雑誌広告

雑誌広告は、週刊や月刊のように、定期的に刊行される出版物に掲載される広告です。雑誌は特定のジャンルごとに出版されるため、それに掲載される雑誌広告は、ほかのマス広告よりターゲットを選定しやすいのが特徴です。

雑誌広告には“編集タイアップ広告”と“純広告”の2種類があります。編集タイアップ広告とは、雑誌のコンテンツの一つとして作成される広告であり、宣伝の印象を与えずにアピールすることができます。一方、純広告は表紙の裏など、目につきやすいページに掲載される確立された広告です。

雑誌広告は、テレビやラジオのように不特定多数に告知しにくいものの、回読率が高く、雑誌が1冊購入されれば、複数名に届く特徴があります。


③テレビ広告

テレビ広告は、テレビ番組の前後や途中で放送される広告であり、“テレビCM”ともよばれます。マス広告のなかでもリーチ量に優れており、テレビの性質上、映像と音声が流せるので、視聴者に対してインパクトを与えやすいのが特徴です。

テレビ広告を放送するには、厳格な審査をクリアしなければなりません。そのため、放送できた時点で商品や企業の質が担保されたということになり、視聴者からの信頼につながります。

近年はテレビ離れが危惧されているものの、2020年時点でも日本における二人以上の世帯のテレビ普及率は96%を超えています。このことからも老若男女を問わず、幅広い層にリーチできる媒体であるのは間違いありません。

参照元:総務省『デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会』


④ラジオ広告

ラジオ番組の合間に流れる音声広告が、ラジオ広告です。テレビと比較すれば聴取者数は少ないですが、ラジオには熱烈な支持者がおり、コアな層に対するアプローチが可能です。

イラストや映像など、視覚的な情報は伝えられませんが、そのぶん、制作コストを抑えて作ることができます。効果音に工夫を凝らしたり、ストーリー調に仕上げたりと音声ならではの工夫を取り入れれば、より効果を高められるでしょう。

ラジオはながら聴きされる機会が多いメディアであるため、テレビやインターネット上の広告のようにスキップされにくく、聴取者の印象に残りやすいとされます。



3.マス広告の効果測定方法

マス広告は、不特定多数に告知できますが、一方で効果測定が難しいとされます。また、マス広告ごとで効果測定の方法は異なり、それぞれ適した手法を用いなければなりません。

新聞や雑誌の場合は、広告枠に効果測定用のQRコードを記載することで、効果測定が可能です。広告を手に取ったユーザーがQRコードを読み込めば、どの媒体が見られたのかを測定できるというわけです。そのほか、クーポン券を取り付け、どれくらい使用されたかを計測する方法もあります。

テレビ広告では“GPR法(Gross Rating Point)”を用いるのが一般的です。“延べ視聴率”ともよばれる指標であり、世帯を基準にした特定の番組の視聴率を算出します。なお、GPR法の計算方法は“GPR=世帯視聴率×広告の本数”です。

ラジオ広告は、GPR法やアンケート、調査票を用いて効果測定を行っていましたが、ラジオが聴ける無料アプリ“radiko(ラジコ)”の登場により、精密なデータの取得ができるようになりました。



4.マス広告とデジタル広告の違い

インターネットの普及とともに、デジタル広告の需要が拡大しています。デジタル広告とは、インターネット上で発信される広告であり、形式によってリスティング広告やディスプレイ広告などに細分化されます。

マス広告とデジタル広告の大きな違いは、その目的です。マス広告は主に“認知の拡大”を目的としており、不特定多数に情報を届けることで、企業や商品の認知度の向上を図ります。その点、デジタル広告は“コンバージョン”を狙います。コンバージョンとは、商品の購入や問合せといった直接的な成果のことです。デジタル広告は、マス広告と異なり、年齢や性別による細かいターゲティングが行えるので、成約につながりやすいのです。

なお、デジタル広告は低予算かつ、誰でも広告を出稿できますが、マス広告は制作費が必要なうえ、媒体ごとに審査に通過しなければなりません。そのため、マス広告のほうが、社会的信頼は得やすいと考えられています。



5.まとめ

この記事では、マス広告について以下を解説しました。


  • マス広告とは? 
  • マス広告の種類
  • マス広告の効果測定方法
  • マス広告とデジタル広告の違い


マス広告とは、新聞と雑誌、テレビとラジオを用いた広告の総称です。これらの媒体を用いた広告は“4マス広告”とよばれ、それぞれに特徴や強みがあります。

マス広告は、不特定多数に告知するのに有効な手段であり、デジタル広告とも目的が異なるので、適宜、効果的に使い分けたいところです。

文化放送では、全国のメディアネットワークを用いたラジオ広告や、デジタルプロモーションを提供しています。マスメディア広告に関心のある事業者様は、お気軽にお問合せください。

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