新聞広告とは? 出稿するメリットや広告の種類を解説
新聞広告は、企業が多くの人々に対して、商品やサービスをアピールできる“マス広告”の一種です。
新聞そのものは購読数が減っているといわれているものの、いまだに影響力は強く、まだまだマーケティングの手段として活用できる余地があります。適切に活用すれば、販促や集客の効果を高められるはずです。
そこで本記事では、新聞広告のメリットや具体的な広告の種類について、詳しく解説いたします。
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新聞広告とは
新聞広告とは、文字通り、新聞の紙面に掲載される広告です。なお、新聞にはチラシや拡販誌が折り込まれていることもありますが、これらを新聞広告とよぶことはありません。
雑誌広告やテレビCMなどのほかのマス広告は、出稿に際して費用を前払いするケースが一般的ですが、新聞広告では後払いとなっています。これは、災害などの緊急性の高い記事に入れ替わる可能性があるためです。
新聞広告のメリット
ここからは、新聞広告のもつ、3つのメリットを紹介します。
①信頼性が高い
新聞は、取材や調査に基づいた、確かな情報が掲載される媒体です。大きな事件や事故が起こった際は、情報を得る手段として、多くの人々に活用されます。
このように、新聞そのものの信頼性が高いため、そのような媒体に掲載されている時点で、新聞広告にも一定の信頼性があるといえます。
②的確なタイミングで広告を出せる
日刊紙であれば、基本的に毎日発行されているため、希望する日を選んで広告を出せます。週刊紙や月刊紙の場合でも、ある程度的確なタイミングを選択することが可能です。
たとえば、新商品が発売される日やイベントの開催が迫った時期など、PRに効果的なタイミングを狙って出稿すれば、読者へのアピールにつながります。
③シニア層にアプローチできる
新聞広告は、特にシニア層に対して効果的にアプローチできます。
現在、新聞を購読しているのは、主に60代以上のシニア層です。そのため、高齢者に向けた商品やサービスをPRする場として、新聞広告はこのうえない媒体だといえます。
シニア層に限れば、デジタル広告よりも効率的に情報を伝達できるはずです。
参照元:総務省『令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』
新聞広告の種類
新聞広告とひと口にいっても、広告の形態によって、いくつかの種類に分類されます。ここでは、新聞広告のなかでも代表的な3つの形態を紹介します。
①営業広告
新聞広告と聞くと、多くの方は営業広告をイメージするのではないでしょうか。営業広告は、文章や画像を用いて商品やサービスを宣伝する広告で、ジャンルを問わず、さまざまな企業が出稿しています。
紙面の目立つ位置に配置されるため、目にした人々の印象に残ることが期待できます。
②記事広告
記事広告は、新聞の記事と同じ形式で掲載される広告です。読者が通常の記事と区別できるよう、“PR”の文字が記載されています。
対談やインタビュー形式の文章で掲載することもでき、広告特有の抵抗感を抑えられるのが特徴です。主に健康食品や化粧品の紹介で見られます。
③意見広告
意見広告は、商品やサービスのアピールではなく、大衆に対して、広告主が意見を主張することを目的に掲載されます。
紙面の1ページを丸ごと利用するケースが多く、読者の目に留まりやすいのが特徴です。新聞の記事と混同されることを避けるため、掲載されるには多くの規程をクリアしなければならず、審査に通常よりも多くの時間がかかります。
④その他の広告
ここまでで紹介した以外にも、2~10行程度の最小限の情報を掲載する“案内広告”や、公職選挙法によって定められた“選挙広告”など、新聞広告には多くの種類があります。
▼その他の広告の例
案内広告 |
2~10行程度の最小限の情報を掲載する広告 |
選挙広告 |
選挙の候補者を宣伝する広告 |
社告 |
企業の取引先や株主など、限られた関係者に向けた広告 |
書籍広告 |
書籍を宣伝する広告 |
お詫び広告 |
商品回収や不祥事があった際、消費者にお詫びする広告 |
求人広告 |
従業員を募集する広告 |
払い戻し広告 |
商品券やギフト券などの払い戻しを告知する広告 |
新聞広告は、商品やサービスを宣伝する用途に留まらず、さまざまな目的で利用できる効果的な広告なのです。
まとめ
この記事では、新聞広告について以下を解説しました。
- 新聞広告とは
- 新聞広告のメリット
- 新聞広告の種類
新聞はマスメディアのなかでも信頼性が高く、正確な情報を求めて多くの人々が手にする媒体です。日刊紙であれば毎日発行されるので、的確なタイミングで広告を出せば、不特定多数への高いPR効果が期待できます。
新聞広告には多くの種類があるため、取り扱う内容に合わせて、適切に選択したいところです。場合によっては、雑誌やテレビ、ラジオを使った、ほかのマス広告を検討するのもおすすめです。
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