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ラジオ広告のもつ効果とは? 出稿する際の費用や効果的な利用方法を解説

ラジオは、昭和の時代から多くの方に親しまれてきました。聴取人口は、かつてほど多くはないものの、新型コロナウイルスの流行やステイホームの影響もあり近年増加の傾向を見せています。そうした背景から、近年マーケティングの手段として改めて注目を集めているのが、ラジオ広告です。


本記事では、ラジオ広告のもつ効果にくわえて、出稿にかかる費用の相場や、効果的な宣伝を行うポイントなどを解説します。


目次[非表示]

  1. 1.ラジオ広告とは
  2. 2.ラジオ広告がもつ効果
  3. 3.ラジオ広告のメリット
  4. 4.ラジオ広告の費用相場と出稿する方法
    1. 4.1.①費用の相場
    2. 4.2.②出稿する方法
  5. 5.ラジオ広告で効果的な宣伝を行うポイント
  6. 6.まとめ


ラジオ広告とは

ラジオ広告とは、新聞やテレビ、雑誌などと合わせてマス広告に分類され、文字通りラジオにて放送されます。ほかのマス広告と同様、不特定多数に向けた商品やサービスの宣伝を得意とします。

ラジオ広告がほかのマス広告と大きく異なるのは、ながら聴きができる点です。聴取者は、画面を見る必要もなければ、ページをめくる手間もないため、別で作業しながら広告を聴くこともできます。

そのため、ラジオ広告は長時間作業が多い顧客層、例えば主婦・主夫の方やドライバー業の方を、メインターゲットに据える傾向があります。また、インターネットを利用する機会の少ないシニア層も、訴求先として効果的です。

なお、ラジオ広告は、放送方法の違いによって、“タイムCM”と“スポットCM”の2種類に分けられます。特定の番組のスポンサーとして流れる広告は、タイムCMとよばれます。宣伝したい商品やサービスとの親和性が高い番組を選べば、効果的にアピールすることが可能です。一方で、スポットCMは、期間や回数を指定して広告を放送します。放送の詳細なタイミングは指定できませんが、予算に合わせて柔軟にプランを変えられます。



ラジオ広告がもつ効果

音声を主体とするラジオ広告は、以下で挙げる心理的効果が期待できます。

▼ラジオに期待できる心理的効果

効果

概要

イメージャリートランスファー効果

広告を見聞きした際に、それ以前に触れた広告の情報を思い出す効果

リーセンシー効果

見聞きした広告の内容が、直後の購買行動に影響を与える効果

押し上げ効果

複数の広告媒体の併用により、相乗作用を生み出す効果


いずれの効果も、顧客の購買意欲の向上へとつながるため、ラジオ広告を出稿する際は意識したいものばかりです。

例えば、買い物に出かける方が多くなる時間帯を狙って広告を放送すれば、リーセンシー効果により、宣伝した商品を買ってもらえる可能性が高くなります。また、ラジオとインターネットを併用し、広告に触れる機会を増やせば、押し上げ効果により、商品のイメージをより強く印象づけることも可能です。



ラジオ広告のメリット

ラジオ広告には、以下のメリットが存在します。


▼ラジオ広告のメリット

  • 費用が安い
  • 比較的ターゲットを絞りやすい
  • 広告が流れても離脱されにくい


ラジオ広告は、ほかのマス広告ほど費用がかかりません。テレビや新聞の出稿費用が数百万円はかかるのに対して、ラジオなら20万円程度の予算からでも出稿できます。放送するエリアや時間帯、スポンサーとなる番組を限定することで、ターゲットをある程度絞れる点も強みです。

また、テレビCMと異なり、ラジオ広告には離脱されにくいという特徴もあります。ラジオは視覚的な変化がなく、番組の妨げになっていると思われにくいため、そのまま流れで聴いてもらえるわけです。



ラジオ広告の費用相場と出稿する方法

ここでは、ラジオ広告への出稿を考えている方に向けて、費用の相場と出稿方法をお伝えします。


①費用の相場

ラジオ広告にかかる費用には、製作費と放送費が含まれます。以下に、それぞれの費用相場を整理しました。


▼ラジオ広告の費用相場

依頼する局

製作費

放送費

東京キー局

8万~10万円

5万~10万円

地方局

3万~5万円

5千~5万円


この通り、ラジオ広告の費用は、どこの局に依頼するかによって大きく変動します。東京キー局だと、製作費は10万円前後、あるいはそれ以上かかるケースも少なくありません。放送費は、広告を流す番組や時間帯によっても変動しますが、こちらも基本的には、東京キー局のほうが高いものと考えておくのが賢明です。

しかし、首都圏、関東エリアをカバーする東京キー局で広告を流すほうが、より多くの方に広告を見てもらえる可能性が高まります。予算と規模のどちらを優先するかは、宣伝したい商品やサービスの内容、想定するターゲットに合わせて検討することをおすすめします。


②出稿する方法

ラジオ広告を出稿する方法には、主に2つのパターンが存在します。

一つは、広告会社を利用するパターンです。まず、広告会社にラジオ広告へ出稿したい旨を問い合わせます。その後、広告の目的やターゲット、予算などをすり合わせ、プロモーションの内容を計画してもらいます。

広告枠の確保や音声素材の作成まで済んだら、最後に審査を受けなくてはなりません。問題なく審査に通過すればラジオ局に完成品を納品し、以降決まったタイミングで広告が流れます。

もう一つは、ラジオ局に直接、広告の製作から出稿まで直接依頼するパターンです。この場合は、第三者を介さずラジオ局と直接やり取りし、広告の内容や放送スケジュールを決めていきます。

ただし、広告を他メディアのクリエイティブと合わせて仕上げたい、複数のラジオ局で放送したいなどの要望があるなら、広告会社の利用をおすすめします。


ラジオ広告で効果的な宣伝を行うポイント

最後に、ラジオ広告を効果的に宣伝するためのポイントを紹介します。


▼ラジオ広告で効果的な宣伝を行うポイント

  • ほかの広告との差別化を図るために工夫を凝らす
  • 広告のターゲットを明確化したうえで放送のタイミングを決める
  • 顧客の得られる具体的なベネフィットを考える


ラジオ広告の内容を工夫することは、競合他社との差別化の観点から非常に重要だと言えます。印象深いフレーズや、覚えやすいキャッチコピーを採用したいところです。

また、ターゲットとする層を明確に設定することも大切です。性別や職業、年齢によって、興味関心の向く内容はまったく異なるうえに、ラジオを聴く時間帯も変わってきます。そのため、広告を放送する曜日や時間帯を決める際は、内容に一番興味を示すであろう顧客層を、考慮しなくてはなりません。

商品やサービスを購入した顧客に、どのような変化が訪れるのかを、わかりやすく伝えることも重要な点です。具体的な効果やベネフィットを端的にアピールできれば、広告の効果をより高めることができます。



まとめ

この記事では、ラジオ広告について以下を解説しました。


  • ラジオ広告の概要
  • ラジオ広告の効果
  • ラジオ広告の費用相場
  • ラジオ広告の出稿方法
  • ラジオ広告を利用する際のポイント


ラジオ広告には、さまざまな心理的効果が期待できます。さらに、ターゲットも絞りやすく、離脱されにくいという特徴も兼ね備えているため、特定の顧客層に商品やサービスをアピールするなら、最適な手法と言えます。

マス広告のなかでは、広告にかかる費用も比較的安価であるため、費用対効果の高いマーケティング手法をお探しなら、検討してみてはいかがでしょうか。

文化放送では、これまで数多くの事業者さまのラジオ広告を手掛けてまいりました。スモールスタートで、負担少なく取り組みはじめることも可能です。ラジオ広告に興味のある担当者さまは、ぜひ文化放送までお問い合わせください。

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