話題のメタバース空間「Virtual AKIBA World」|文化放送が公式メディアパートナーに!期待される広告展開は?
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「メタバース」とは?
メタバースは、日経トレンディの「2022年ヒット予測ランキング」で注目ワードとして登場しました。
そもそもメタバースとは、どのような意味を持つのでしょうか?
メタバース (Metaverse)は、SF作家・ニール・スティーヴンスンによる1992年の著作『スノウ・クラッシュ』の作中で登場するインターネット上の仮想世界のことです。
今では、将来インターネット環境が到達するであろうコンセプトモデルや、仮想空間サービスの通称としても用いられています。
メタバースは「オンラインでつながる仮想空間」のことを指します。
2025年のXR・360°動画対応のHMD国内出荷台数は2019年比1.75倍の128万台を予測
XRとは、クロスリアリティと呼び、「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」といった先端技術の総称です。
メタバースで活躍する技術のXRの市場は大幅な勢いで拡大しており、矢野経済研究所によると、2020年のXR(VR/AR/MR)360°動画対応のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)国内出荷台数は73万台の見込みです。2025年には128万台を予測されています。
XR(VR/AR/MR)・360°動画対応のHMD機器国内出荷台数予測
出所:(株)矢野経済研究所「XR(VR/AR/MR)360°動画対応HMD市場に関する調査(2020年)」2021年4月20日発表
要因としては、AIの普及、5Gのスタート、コロナ禍(リモートソリューションの浸透)などが考えられます。
「XR=ゲームやエンタメ」のイメージが強いですが、観光、医療、建築、製造、物流、小売、災害対策、など、XRによる様々な社会やビジネスにおける課題解決への期待が高まっています。
世界のトレンド|マーク・ザッカーバーグによる「メタバース」宣言
「メタバース」という言葉は、2021年7月に、FacebookのザッカーバーグCEOが「メタバース」企業を目指すと宣言してから注目されました。
フェイスブックの未来は、現在進められているソーシャル・アプリを絡め合わせる構想や、
それを実現するためのハードを作る計画よりも、ずっと先進的なものになるだろう。
フェイスブックは、SF映画からそのまま飛び出してきたような究極の相互接続で絡み合った世界の構築を目指すことになる。それは『メタバース』として知られている世界だ。
<マーク・ザッカーバーグ>
向こう数年で当社に対する人々の主な認識はソーシャルメディア企業からメタバース企業に変わると予想する。さまざまな意味でメタバースはソーシャルテクノロジーの究極の表現だ。
<マーク・ザッカーバーグ>
この宣言で一躍トレンドワードとなった「メタバース」ですが、海外では、「マインクラフト」「フォートナイト」などゲームでのメタバース空間の体験が盛んなようです。
Meta(旧Facebook)社は、Horizon Workroomsは、CGで作成された仮想空間上で会議やセミナーを開くサービスを提供しています。
メタバース空間がきっかけとなり、ブロックチェーンを利用した通貨が進化。「NFT」が誕生しました。
その他にも、カリフォルニア大学バークレー校は、コロナ禍でソーシャルディスタンスを確保するためにオンラインゲーム「マインクラフト」で、メタバース卒業式を行っています。
増えています。日本国内でも、メタバースに参入企業
KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会を中心とする参画企業で組成する渋谷5Gエンターテイメントプロジェクトは、配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」内で、2021年10月に「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2021」を開催。アニメやアーティスト、企業たちとともに様々なイベントを開催し、世界中から延べ55万人が参加しました。
大日本印刷(DNP)は京都市と連携しバーチャル空間「京都館PLUS X」をオープンすると発表した。伝統工芸や観光資源など、京都の魅力を体験しながら人と交流できる。国内外のどこからでもアクセスでき、複数の参加者同士で京都の伝統文化や伝統工芸品などを体験、購入できるバーチャル空間となっています。
グリー株式会社は、「メタバース事業」に、今後2-3年で100億円規模の事業投資を行い、グローバルで数億ユーザーを目指すと2021年8月に発表。
ゲームでは、これらより先行していて任天堂「あつまれ どうぶつの森」は、2020年に世界中で人気となったメタバース空間で遊ぶゲームでした。
広告業界では、株式会社博報堂と株式会社博報堂DYメディアパートナーズのXR領域の開発を⾏なうプロジェクト「hakuhodo-XR」がバーチャル空間/メタバースにおける広告体験の設計、配信システム、効果測定サービスの開発を開始しました。
第一弾として、新時代の「百貨店」をめざして株式会社三越伊勢丹が提供する、仮想都市にアクセス可能なスマートフォン向けアプリ「REV WORLDS(レヴ ワールズ)」との共同実証実験が実施されます。
世界初のメタバース・ステーション|JR秋葉原駅を再現した「Virtual AKIBA World」が開業!
リアル秋葉原が持つ「カルチャーのカオス」とメタバースの融合
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、仮想現実(VR)イベントなどを手掛けるHIKKY、ジェイアール東日本企画(jeki)などと連携し、秋葉原駅(東京・千代田)を再現するバーチャル空間、「Virtual AKIBA World」(以下VAW)を2022年3月25日開業します。
この「Virtual AKIBA World」は、世界的なコンテンツ集積地である秋葉原駅とその周辺をバーチャル上に再現した、オリジナルの空間です。改札を通過したり電車に乗ったり秋葉原駅周辺を歩いたりなどを体験でき、来訪者同士のコミュニケーションも楽しめます。
バーチャル空間を体験にVRのゴーグルなどツールは不要です。スマートフォンから、アプリのダウンロードなしで手軽にアクセスできます。
駅や車両といったリアルの場から、バーチャル空間にQRコードなどを介してシームレスに空間を行き来し、リアルとバーチャルが融合したかのような感覚を得られます。
オープンを記念して、『シン・ゴジラ』などの作品とコラボレーションするプロジェクト「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」とコラボレーションし、コラボレーション期間中は「バーチャル秋葉原駅」から「シン・秋葉原駅」と名付けたり、話題のNFTで、「記念乗車券」を無料配布する開業イベントも行われる予定です。
日本企業による新しいバーチャル空間に注目が集まっています!
文化放送A&G(アニメ・ゲーム)ゾーンがバーチャル空間「Virtual AKIBA World」に参加!
この「Virtual AKIBA World」に、「文化放送のA&Gゾーンが公式メディアパートナーとしてコラボレーションすることが決まりました。
文化放送は、ブースを展開するほか、A&G番組のパーソナリティやスタッフ、リスナーが、「Virtual AKIBA World」の特徴である「オフ会ルーム」を使用したVR交流を行う予定です。
このブースは、文化放送で声優やアニソンアーティスト等をパーソナリティに起用し、様々な関連コンテンツを世の中に送り出しているA&Gが運営していきます。
今回の取り組みについて、文化放送A&Gチームに聞きました。
このたび文化放送も、今話題の「メタバース」に参入することになりました。
文化放送の「A&Gゾーン(アニメ&ゲームゾーン)」のリスナーは、インターネット上の新しいもの、トレンドへの関心が高く、また新しいテックに対するリテラシー、対応力も高いといえます。このようなリスナーとの新しいコミュニケーションの場として、メタバースを活用し、A&Gコンテンツの楽しみ方をさらに広げるべく、今回の「Virtual AKIBA World」へ参加することを決定いたしました。
また、アニメ、ゲームといった二次元コンテンツは CGなどで構築される仮想空間との親和性も高く、融合も容易であり、メタバースを取り入れることで、A&Gソーンでのコンテンツの展開次第で、さらに新しいもの、新しい体験を生み出していけるのではと考えています。
(文化放送 A&Gチーム)
文化放送以外には、「JRA(日本中央競馬会)」の空間が登場するほか、「BEAMS」と連携した企画も決まっています。
期待される広告展開は?
企業、ブランドの広告展開についての情報についてですが、詳細はわかりません。
「バーチャル渋谷」のように、メタバース空間のスペースを利用したPRは想像がつきます。
この「VAW」は現実の秋葉原(駅、街)をリアルに再現しているので、「リアル(実際の秋葉原)」と「バーチャル(Virtual AKIBA World)」をシームレスにミックスして、プロモーションできれば、国内の他メタバース空間にはない強みになるかもしれません。
メタバース空間に登場!「文化放送A&G」ゾーンとは?
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