シニアリスナー「YouTubeよりradiko利用」|シニアのスマホ利用に関する実態調査
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文化放送は、2022年12月8日から2023年1月7日まで、全国の文化放送リスナー(全世代の男女)に向け、スマホ利用に関する項目を含む実態調査をウェブアンケートで実施しました。
シニアリスナー「スマホで、動画視聴よりもラジオ聴取」
この結果、シニア(60才以上の男女)の回答から「シニアのradiko利用率は約80%で、YouTubeよりradiko利用率が高く、動画視聴よりもラジオを聴いている」ことがわかりました。
アンケートは文化放送(調査協力 株式会社アスマーク)が実施し、全国の文化放送リスナーから3359サンプルを回収(うち60才以上の男女は563サンプル)し行ないました。
スマホ使用「ラジオを聴く」が1位|スマホとアプリ利用の実態
今回の調査でシニアの「スマホとアプリ利用」の実態について注目したところ、「あなたは普段、通話やメール、LINE以外でスマホをどのように使用していますか」という設問に対し、シニアの1位は「ラジオを聴く(79.2%)」で、2位は「SNS閲覧(65.9%)」、3位は「ニュースを見る(62.9%)」という結果となりました。
シニアリスナーの常識「スマホでラジオ」
スマホのアプリ利用実態は、1位「radiko」、2位「YouTube」
また「あなたが、普段使用しているスマホアプリは何ですか」という設問では、メディア系では1位が「radiko(79.2%)」で、次ぐ「YouTube(74.4%)」を上回り、シニアリスナーはスマホでラジオを聴いており、動画視聴を超える利用率であることがわかりました。
以上の状況から、シニアへのスマホ普及、シニアのスマホリテラシー向上を背景に、ラジオをradikoで聴くことがシニアの常識になっていることがうかがえました。
シニアのradiko利用率は約80%、YouTubeより高い。
SNS閲覧や動画視聴よりもラジオを聴取「あなたは普段、通話やメール、LINE以外でスマホをどのように使用していますか」(複数選択、本調査回答者全員)
シニアのスマホでのアプリ利用率1位は、SNS系ではLINE、メディア系ではradiko、決済系ではPayPay
「あなたが、普段使用しているスマホアプリは何ですか」(複数選択、本調査回答者全員)
その他|シニアリスナー「Instagram利用(62.8%)」など
その他、シニアのスマホアプリに関して、
- シニアのSNS利用は、「Instagram」が3位(62.8%)で、2位の「Twitter」(63.0%)とほぼ同じ利用率
- シニアリスナーは他の世代よりも、スマホでニュースを閲覧している割合が高く、
- ニュース・情報系アプリでは「スマートニュース」利用率(36.0%)が他世代(26.7%)より高い
- 決済系アプリでは「PayPay」は「モバイルSuica・モバイルPASMO」の約2倍の利用率
- シニアのスマホ決済アプリ利用率は約40%で、他の世代の利用率(約50%)に追随している
ということもわかりました。
また、今回の調査の中で「あなたが、普段聴いている文化放送のラジオ番組は何ですか(複数選択可)」という設問も行なったところ、
- 『大竹まこと ゴールデンラジオ!』
- 『伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛』
- 『くにまる食堂』
などのトーク系番組や社会派情報番組が、シニアに人気が高い傾向もうかがえました。スマホアプリの利用目的で、ニュースを見る傾向が高いように、ラジオ番組でもニュース、情報番組が好みなのかもしれません。
「スマホでラジオを聴く」ことがシニアの常識になった
シニアリスナーは、スマホでラジオを楽しむ方が多いことが今回の調査でわかりました。
調査では、radikoアプリは、LINEに次ぐ利用率で、シニアのスマホの使い方に「ラジオを楽しむ」ことが常識になっていて、驚きました。
シニアリスナーの聴取環境が変わったことが、今後ラジオ局、ラジオコンテンツにどのような影響を与えていくのか、楽しみです。
現在、シニアを含む文化放送の「リスナー像」がわかる「ペルソナ」資料を配布中