コミー株式会社
耳に残るCMソングで商品認知拡大を狙う!

コミー株式会社

営業部マネージャー 後関様にインタビュー

導入の背景

事業者向け商品ターゲットを一般の方にも拡大。業界紙ではなく、マス媒体での告知を検討。

導入の決め手

「歌」で刷り込んでいく(商品認知)のアイデアと合致した、「CMソングの制作、ラジオ放送枠が入ったお得なパッケージ」だったから。

導入後の効果 社長が出演した番組の放送後、自社ホームページのアクセス数が延びた。

<サマリー>
コロナ禍で新商品を開発。「職場で働く人」から「一般の人」へとターゲット拡大。

一般利用者に向けた認知拡大にラジオを選択。

商品認知のため、CMソングで刷り込み効果を狙う。


コミー株式会社(小宮山栄社長)は、埼玉県川口市に本社がある従業員40人の企業。

業務用ミラーでトップシェアを持ち、ボーイング社、エアバス社など航空機メーカーにも特殊ミラーを納めている。

今まで、国内では工場や事業場などが主なユーザー企業であるが、コロナ禍で海外取引が停滞するなか、駅や商業施設などへ市場拡大につながる新商品を開発。

エンドユーザーである一般の方(施設利用者)に向けた認知拡大に、CMソングの制作を決めた。

貴社の事業内容について伺います。

「コミーは、昭和42年に看板業で創業。業界向け展示会に出品した『回転ミラックス』がきっかけとなり、業務用プラスティック製ミラーのメーカーに転向。設計から製造、販売まで行っています。

弊社の商品はすべてオリジナルで、競争相手が少ないのが特徴なんです。主な取引先は、工場やオフィス、店舗などユーザーのほか、商品の販売店、商社などです。

主力商品の平らな形状で広角に映るオリジナル商品『FFミラー(ファンタスティックフラットミラーの略称)』は、エレベーターでは扉の開閉時の乗り残しや挟み込み防止用ミラーとして、駐車場の出入口、工場内などでも衝突防止用ミラーとして設置いただいております。

また90年代後半からは、旅客機の座席の頭上にある手荷物入れ用ミラーとして採用され、小さいサイズの『FFミラー』でも手荷物入れの内部全体が映るのが好評で航空機メーカーの米ボーイング社や欧州エアバス社がコミーの製品を採用した際は、話題となりました。現在、導入している航空会社は、国内外合わせて100社を超えています」

航空機メーカーの営業もされる後関さん

ご担当者様の役割について教えてください。

「コロナ前までは海外の航空会社に対する、航空機の手荷物入れ用ミラーの営業に専念しておりました。しかし、コロナの感染拡大に伴って、2020年の1月を最後に海外出張ができなくなったこと、航空会社からの受注の見通しが厳しくなったこともあり、現在は国内市場向けの商品開発とユーザーのフォロー等を並行しています。

小さい会社なので、営業といっても、技術部門や広報部門と一緒に、商品企画的なことから、総務的なことまで、ほとんどなんでも行います」
はじめてのラジオCM放送。そのきっかけや目的は?
「コミーは、長年にわたり、室内用の凸面ミラー(カーブミラーのようなもの)をコンビニやドラッグストアに多く供給してきました。さらに、平らな形状で広角に映る特殊なオリジナル商品『FFミラー』を1988年に発売開始してから、多くの用途へと広がりました。

昨年発売したばかりの『FFミラー気配(けはい)』は、不特定多数の方々が使う駅やショッピングモール、オフィスビルなどで利用者同士の出会いがしらの衝突防止に利用されることを期待している商品です。

この商品の採用を決定するのは、建物や施設の管理者の方々です。しかし、そういった施設の管理者は、安全対策を強化すべき場所を判断するときには、『お客様からのご要望』あるいは、『クレーム』があった場所かどうかで優先順位を考えています。

そのため『FFミラー気配』も、例えば駅を利用する方、商業施設を利用する方など安全な通行をしたい一般の方にこそ、知っていただく必要があると考えるようになりました。

販促はこれまで、展示会、ダイレクトメール、業界誌の広告を利用してきました。今回はターゲットを広げるため、世の中の方に知っていただくことが必要でした。その手段を模索する中、社長から『歌で商品を覚えてほしい』というアイデアがあり、以前からご提案いただいていた文化放送さんにご相談したのがきっかけでした。

コミーでは、このようなミラー製品を『気くばりミラー』と称していますが、ミラーを使って気配りをする人が増える世の中になることが、私たちの喜びなんです。私たちの商品が日本をはじめ、世界中に普及することで、高齢者の方たちでも『怪我するのが怖いから』と、出かけることを躊躇するようなことなく、誰もが安心して、出歩きやすい環境づくりに、少しでもお役に立てたら嬉しいと考えています。

「FFミラー気配」の鏡面特殊加工(写真) 
トイレの出入口に設置すると衝突防止に(写真)
導入された決め手(理由)は何ですか?
「担当の方から、CMソングのクリエイティブに加えて、寸劇風のCMクリエイティブ、弊社社長が出演するインタビュー形式のラジオ番組で商品PRと自社を紹介できるパブリシティプランがパッケージとなったボリュームのある提案をいただけたことが決め手となりました。

そのパッケージには箱根駅伝の中継番組でCMを放送できるプランもありまして、タイムリーで話題性のあるご提案をいただけたのも導入を決めた理由のひとつなんです」

初めてのラジオのCM制作、いかがでしたでしょうか。

「ひとことで言うと、制作過程に立ち会えたことがとても楽しい経験でした。

今回2種類CMを制作しましたが、1日目の収録は、そのうちのひとつ【寸劇編】でした。スタジオでアナウンサーがナレーションを吹き込むときにも、ディレクターの方が『もっと、きゃぴきゃぴした感じで!』とアナウンサーに指示していて、アナウンサーも吹き込むのは声だけでなのに、体の動きも付けて、演じていることが、収録スタジオにお邪魔して、わかったからです。プロの現場だ、と感じました

スタッフの皆さんが気持ちを高めながら、制作物は音だけですが、その制作過程は雰囲気づくりや場づくりなのだなぁと感心しました。

収録現場では、私たちが知らない専門用語や、知っているつもりで誤解している業界用語もあったのですが、ディレクターさんがわかりやすい言葉に置き換えて説明いただいたので大変助かりました」

文化放送スタジオ(イメージ)

そして、2日目は、CMソングの制作でした。CMソングの収録はどうでしたか?
「収録に至るまでに、ディレクターさんとブレストがありまして、メロディは、最初、<リパブリック讃歌>で検討を進めていましたが、それはカメラ量販店さんのCMのイメージが強すぎるので、不採用にしました。次に<隣組>を検討するも、歌詞は権利が消滅しているがメロディは問題があるかもしれない、ということで見送り。そして<鉄道唱歌>を採用することになりました。

また、歌詞は『音だけで聞いて分かるようにするには?』と考えて、普段は<ミラー>としか表現していませんが、<ミラー>と<鏡>の両方がCMから伝わることで初めて聞いた人にも、商品のイメージを浸透させる確率を高くすることを意識しました。

収録前に、仮の歌が入った状態のCMソングをもらいました。事前にイメージのすり合わせができて、助かりました。この仮歌は歌手の方の声がとても明るくのびのびとしていて、私だけでなく音響に詳しい顧問も含め『これなら』と気に入りました。

あと、ちょっと遊びで『歌詞の中に<です>が重なる部分を1箇所だけ<だぞ>に変えてもいいんじゃない』という案が出たのも、『この声なら、ちょっといたずらっぽくかわいらしい<だぞ>になるはずだね』という意見からでした。 楽器は、いくつか、要望をださせていただき、収録当日を迎えました。

収録当日は、『どうするとどういう効果があるのか』ということなどディレクターや、作曲家からも、スタジオで実際に聴かせていただけたので、複数のパターンを比較して検討することができました。このように微調整しながら、限られた収録時間の中でも、かなり密度濃く、納得の行く形で、文化放送さんと一緒に初めてのCMソングを完成させたという充実感がありました」
ご紹介しているコミー様のCMソングはこちらから聴くことができます
(コミーのサイトへ移ります)
ラジオCM放送開始から現在に至るまで、感想やご意見などお聞かせください。
「プロの歌とナレーションやサウンド効果など作りこんだ2種類のCMを制作したので、今後、うまく予算と合わせて聴いている人の耳に無意識に残るようにできたら良いと思っています。

偶然、ラジオCMを流す少し前に、JR五反田駅の男性トイレで衝突防止用にミラーを設置してほしいという駅利用者様からの声があったということで、駅を訪問し、商談の上『FFミラー気配』が設置されました。

そんなこともあり、ラジオでのPRは特にアクティブシニアの方々が良く聞いていそうな朝の時間帯で放送したことも、またラジオ番組『おはよう寺ちゃん』に弊社社長が出演し商品PRをさせていただけたのも、よかったと思っています。

また『今度文化放送でラジオCMをやるよ』と伝えてあった方からの反応ばかりでなく、ラジオでPRすることを連絡をしていなかった友人、知人からも『なんか最近ラジオに出てるでしょ?』といわれた社員もいました。

ラジオは広く聴かれるメディアなので、いろんな方にCMが届くのが魅力ですね。今回制作したラジオCM素材を今後も活用していこうと思っています」
最後に、今後文化放送(ラジオ番組など)に期待したいことなどあれば教えてください。
「どうしても、ネットでの情報の収集は、その人が見たい情報ばかりが高頻度に表示されるようにできていることもあり、思考が偏りがちになります。

その点、この数ヵ月、文化放送の番組を聴いていると、一つの番組でも、幅広いゲストの方が呼ばれていたり、パーソナリティも幅広く、知らず知らずのうちに生じる偏りを避けるのにも適したメディアなのではないかなぁと感じています。

リスナーの方も、コアなファンから、新しいリスナーさんもいるようなので、これからも、文化放送には独特なコミュニティを形成しつつ、まだその面白さに気づいていない人たちを惹きつけるような番組づくりや、情報発信を続けていただけることを期待しています」

ラジオCMはもちろん、CMソング、サウンドロゴ制作も文化放送におまかせください。

ラジオCMの制作も行っております。
事前打ち合わせから、収録編集まで対応しております。
文化放送のスタジオで、広告賞で受賞実績もある弊社のクリエイティブ・ディレクターがラジオCMを制作いたします。

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