学校法人日本大学は、文化放送のラジオ番組「箱根駅伝実況中継」に提供を決定しました。
本部広報部は「広告制作を学ぶ学生に、プロの仕事を体験してもらう機会を与えたい」という思いから、ラジオCM素材制作を芸術学部の学生に依頼することにしたとのことです。
芸術学部放送学科は、学生にCM制作への参加を呼びかけ、合計72のラジオCM案が集まりました。大学の広報委員会で選考した結果、4つの案が選ばれました。
今回、日本大学のラジオCMの企画制作に挑戦した学生にインタビューしました。彼らの発想の源泉や制作裏話、放送後の感想等について詳しくお伝えします。
学生の発想や経験が、マーケティング担当者や広告担当者、コンテンツ制作に関わる企業の方々のヒントになるかもしれません。
今回、採用されたCMを企画・制作した学生3名にインタビュー。ラジオCM制作のきっかけやCMのコンセプト、そしてCM制作の体験について質問しました。
インタビューは、日本大学芸術学部放送学科(東京・江古田)の収録スタジオで行いました。
<参考>「日本大学 ラジオCM企画」オリエン内容(一部抜粋)
■CMを放送するラジオ番組
- 文化放送「第100回東京箱根間往復大学江駅伝競争実況中継」(全国放送)
- 事前番組「箱根駅伝への道」(10分番組)
- 年末スポットCM
■制作条件
- CM秒数:20秒
- 採用:2~4案予定
- 必須文言:広告主の「日本大学」を明示すること(広告している主体が日大とわかること)
- ターゲット: 日本大学を愛してくれている人(こども園・幼稚園・小学校〜大学院の在校生やOB、教職員含む)、日本大学に興味関心を持ってくれている人(受験検討者やその関係者含む)
■スケジュール
応募から制作完了まで約1か月
■コピー原稿の方向性
方向性①:「走れ!日大生!」または「つなぐぞ!日大生!」または「負けるな!日大生!」の、いずれか一言を入れて「日本大学」をアピールしてください。
方向性②:特に指定はありません。自由に発想して「日本大学」をアピールしてください。
■教授から最後に(コメント)
日本大学は今、残念ながらさまざまな批判の的になっています。日本大学のエラい人たちには猛省と改善を促していかねばなりませんが、日本大学の学生たちが下を向く必要はどこにもありません。皆さん自身、日大生自身の「どこの大学にも負けない何か」をアピールしてください!大いに期待しています!!!
日本大学のイメージを向上させたい!(小高さん)
小高明依奈さん 日本大学芸術学部放送学科3年
厳しい校則の高校で過ごす中、自由で変わった雰囲気を求めて日本大学芸術学部に興味をもち、広告制作の関心から広告を学ぶことに決めて放送学科に進学。現在は広告制作を勉強中で、ACジャパン広告学生賞ではテレビCM制作も経験。
ー 「自主創造」をテーマに選んだ理由や、そのコンセプトについて詳しく教えてください。また、制作過程での経験も教えてください。
ー CM制作は、いかがでしたか。
ー ご自身のCMを放送で聴いたとき、どのように感じましたか。
放送学科星野教授と打合せする小高さん
「後ろは振り帰らず、前を向いて走り続けよう」という強い思いを込めて(石橋さん)
⽯橋愛菜さん 日本大学芸術学部放送学科1年
中学2年生の時に広告会社のCMプランナーという職業を知り、将来CMプランナーになることを夢見る。放送設備が充実している放送学科に進学し、広告制作について学んでいる。
ー なぜ今回のCMは「選手を応援する」内容になったのでしょうか。
ー このCMに、どのような思いを込められたのでしょうか。
ー 収録を振り返って、印象に残っていることを教えてください。
スタジオにて出演者の学生と
(中央が石橋さん)
ー 実際に自分のCMが放送された際、どのような感想を持ちましたか。
日本大学の学生である私自身の気持ちをメッセージを込めよう(池田さん)
池田知優さん 日本大学芸術学部放送学科1年
高校卒業後、アナウンサーに興味を持ち、オープンキャンパスでの授業体験や校風に惹かれ、番組制作も学べる放送学科に進学。現在はCMプランナーを目指し、学んでいる。
ー なぜ今回のラジオCM企画への応募を決めたのでしょうか。
ー 収録では、どのような経験をされたましたか。
収録スタジオで出演者の友人と
(右が池田さん)
ー 自分のCMが放送された後、周囲の方々から何か反応はありましたか?
インタビューに参加できなかった放送学科3年の谷田部陸さんのラジオCMをご紹介
CM収録スタジオの谷田部陸さん
ー最後に、みなさんからラジオ放送に対するご意見や期待することなどをお聞きしたいと思います。
小高さん、石橋さん、池田さん、ありがとうございました。
(備考:記事内の学年は、2024年3月取材時点のもの)